
日本にいながら英語を習得するなんて無理なんじゃない?
本記事ではそんな疑問・悩みを解決します。
筆者はかつて、英語ができませんでした。
✔️ 英語学習開始前の筆者の英語力
- TOEIC490点
- 英会話ボロボロ
英語学習を始める前は「留学無しで英語を喋れるようにはなれない」と諦めていましたが、4年間の継続で英語力を大きく向上させることに成功しました。
✔️ 現在の筆者の英語力
- TOEIC925点
- 英検準1級
- 難しいテーマについて議論できる英会話力



かつてはまったく英語ができなかった私が、効果的な学習を継続することで大きく成長できました。
本記事では、筆者が実践してきた英語学習方法を紹介します。
本記事で紹介する英語学習法は、英語初心者の方(中学基礎レベルの英語力)にも有効です。
独学、留学無しで英語を習得する方法


英語学習は、下記のようなステップで進めて行きます。
- 英語の基盤づくり
- 「知っている」英語の領域を広げる
「知っている」→「使える」にする
1つずつ、具体的に解説していきます。
英語学習法①:英語の基盤づくり

英語は「単語」「文法」「発音」の3つから構成されます。
この3要素を習得すれば、英語はできます。
単語と文法を知っていれば、文章を作ることができ、
それを正しい発音でアウトプットすればコミュニケーションが取れます。
英語学習において大切なこの3要素の基盤を最初に作っておきましょう。
単語&文法
文法書を1冊行いましょう。
「英語に文法は要らない」という話を聞くこともありますが、個人的にはそんなことは無いと思います。
英文法は、英語を使うためのルールであり、最初に学習をする必要がある領域です。
単語は、文法書を行っていく中で出てくる単語を覚えていけばよいです。
おすすめの文法書は「1億人の英文法」です。
これを1冊行えば英文法はマスターできますが、最初からこの本を完璧にするのは難しいでしょう。
学習初期の段階では、60~70%程度内容を理解しておけばよいです。
発音
日本の英語教育では「文法」と「単語」学習に重点を置いており、「発音」が疎かになっています。
しかし英語において正しい「発音」は、正確な意思疎通においてとても重要です。
学習初期の段階で発音をしっかりと学習しておくことが、後々の英語学習の大きな助けになります。
ここでやるべきことは、発音記号の読み方の理解です。
発音記号とは、↓のようなものです。

単語帳に載っているのをよく見ますよね。
1つ1つの記号に読み方が決まっており、これを学習初期の頃にしっかりと学びましょう。
今後単語学習を行う際、音声を聞く必要なく正しい発音を理解できるため、単語学習効率が上がります。
英語の発音記号の読み方は、こちらで分かりやすく解説されています。↓
英語の発音記号!日本人が苦手な母音と子音を14のコツで矯正!
英語学習法②:「知っている」英語の領域を広げる、「知っている」→「使える」にする

頭の中には、「知っている」英語の領域と、その中で「使える」英語の領域があります。
知らない英語は使えないので、
「知っている」英語>「使える」英語
となります。

英語を喋れない理由には、大きく2つあります。
- 「知っている」英語の領域が狭い
- 知っているが、使えない
そのため、英語の基盤づくりができたら、
- 「知っている」英語の領域を広げる
- 「知っている」→「使える」にする
この2点に取り組むことが、大切になります。
筆者がおすすめする方法は、下記3点です。
- 瞬間英作文
- オンライン英会話
- 資格試験対策
それでは、1つずつ解説します。
瞬間英作文
瞬間英作文とは、
日本語を見て、素早く英文を組み立てるトレーニング
です。
多くの日本人は、
- 英文を見れば意味が分かる
- 複雑な文法も知っている
にも関わらず英語を話すのが苦手です。
これは、「知っている」英語の領域は広いにも関わらず、「使える」英語にする訓練が足りていないからです。
瞬間英作文は「使える」英語にするための効果的な訓練です。
日本語から英語への瞬時の切り替えをやってみてください。
こんにちは → Hello. |
これはペンです → This is a pen. |
これは父がくれたペンです → This is a pen which my father gave me. |

最初の2文のような簡単な文であれば、瞬時に文を作れますね。
しかし最後の1文は少し時間がかかったのではないでしょうか。
「父がくれた」は「my father gave me」で、先行詞がモノだから関係代名詞のwhichで繋いで...
という風に考えていたら会話のスピードについていけません。
英会話習得のためには、あらゆる文章を瞬時に口から出せるようになる必要があります。

瞬間英作文で、これまで学んできた文法や表現を「使える英語」にすることができ、英会話力が大きく向上します。
まずは簡単な中学レベルの文章で練習しましょう。
「中学レベルなら大丈夫」と思っていても、英会話初心者の人からすると、最初は難しいと感じます。
筆者自身、簡単なものから開始して徐々に難しくしていき、10冊近くの瞬間英作文教材を行いました。
おすすめの教材はこちらの記事で解説しています。
オンライン英会話

瞬間英作文で、ある程度英語の瞬発力が上がったら、オンライン英会話を始めましょう。
瞬間英作文教材で英会話の瞬発力を高めつつ、オンライン英会話で実践することが「使える」英語の領域を拡大するうえでとても大切です。
教材だけで学習するより、実際の会話の中でも使った方が練習になりますし、楽しいですからね。
オンライン英会話は、瞬間英作文教材が1冊終了したら始めましょう。
実際に英語を使うことが、英会話習得に大きく役立ちます。

筆者は瞬間英作文とオンライン英会話のみで、TOEIC820点まで向上しました。
この時に行ったTOEIC対策としては、テストの形式を理解し、前日に過去問を数回解いただけでした。
「瞬間英作文×オンライン英会話」でも、単語・文法・リーディング・リスニング・ライティングのレベルは向上します。
それによって、TOEICの点数も自然と上がっていきます。

近年、多くのオンライン英会話サービスが提供されています。
自分に合ったオンライン英会話サービスを始めてみましょう。
資格試験対策

筆者は瞬間英作文×オンライン英会話で英語力が向上していくと、資格試験を受験したくなりました。
筆者は、英検準1級とTOEICを受験しました。
資格試験を活用することで、自分の「知っている」英語の領域を拡大させることができます。
資格試験に合格するためには、試験対策用の単語学習は必須です。
資格試験対策を通して、語彙力・表現の幅を向上させることができます。
TOEICであれば、ビジネスでよく使用される単語を、英検であれば、医学・サイエンス・教育など、幅広い単語を身に着けることができます。
さらに資格試験は、目標が明確になり、モチベーション維持にも有効です。
独学で英語を勉強するうえで大切なこと


独学で英語を勉強するうえで大切なことは、下記3点です。
- 継続
- 1つの教材をやりこむ
- 自分を信じる
それでは、1つずつ解説します。
継続
英語を習得するには、継続が必須です。
ただ、成長を実感するのが難しく、年単位での継続が必要なため、途中で諦めてしまう人が大多数です。
さらに独学で行うとなると、周囲からの強制力が無いため、自分で自分を動かし、学習に取り組む必要があります。
- やる気が出ない時
- 仕事や学校で疲れた時
- 他のことへの興味る
こんな時にも、継続して学習をする必要があります。
正直、かなり大変な時期もあるでしょう。
しかし、成果を出すにはコツコツと継続をすることが必須です。
逆に言うと、正しい学習法で継続さえできれば、成果はでます。
1つの教材をやりこむ
学習中、ついつい色々な教材に手を出してしまいがちですが、
1つの教材をやりこんだ方が効率的です。
単語帳や瞬間英作文教材であれば、1冊がボロボロになるまで、何周も繰り返しましょう。
教材を1周するだけでは長期的な記憶にならず、すぐに忘れてしまいます。
筆者は、英検準1級の単語帳は何周も行い、↓このような状態になっています。

自分を信じる
独学で英語学習をしていると、
- 本当に成長しているのか?
- 今の学習法で間違っていないのか?
と不安になってきます。
このような不安な思いから、「学習を続けても意味が無いのではないか?」と考えてしまい、
学習を辞めてしまう人が沢山います。
継続すれば成果が出るので、自分を信じて学習を続けましょう。
私の英語力遍歴


本記事で紹介した英語の勉強法を実践して、筆者の英語力がどのように変わっていったのか解説していきます。
全く英語が喋れなかった過去
冒頭でも述べましたが、筆者の英語学習開始前の英語力は下記のような状態でした。
- TOEIC490点
- 英会話ボロボロ

日本生まれ日本育ちで、留学経験ゼロだから英語ができないのは仕方ない
英語学習開始前はこのような気持ちから、英語の習得は諦めており、勉強もしていませんでした。
また、日常生活の中で英語を使う機会はほとんど無く、困っていなかったというのも英語学習をしていなかった理由の一つです。
そんな私が、ある出会いをきっかけに、英語学習を本格的に開始しました。
英語学習に目覚めた留学生との出会い

学生時代にあるインドネシア人留学生と出会い、英語学習に目覚めました。
筆者は留学生サポーターを命じられていたので、英語で様々な手続きの手伝い・日本語の指導・研究の補助などを行う必要がありました。
しかし全く英語が喋れなかったため、コミュニケーションを上手く取れず、悔しい思いを何度もしました。
そして英語を話すことへの抵抗もあり、会話の数が減っていき、どこか壁を感じていました。
このままではダメだと思った私は、

この人と仲良くなりたい、そのために英語喋れるようになりたい!
そういった思いから、真剣に英語学習を開始しました。
達成したこと

冒頭でも述べましたが、英語学習を始めて約3年で下記の英語力を達成しました。
- TOEIC925点
- 英検準1級
- 難しいテーマについて議論できる英会話力
「独学で英語ができるようにはならない」と諦めていた当時の私からは、想像もできないほど英語力が向上しました。
これは、正しい方法で継続して学習を行うことができたからです。
筆者のTOEICスコア遍歴を紹介します。↓

独学で英語学習をして得られたこと


筆者は、英語学習の様々なメリットを体感しました。下記7つです。
- 世界中の人と交流できる
- 日本以外の国で働ける
- 得られる情報が膨大
- 発信力UP
- 就職や転職に有利
- 周囲から一目置かれる
- 継続力がつく
このように、様々なメリットを実感しました。
英語学習は大変ですが、それをはるかに上回るメリットがあります。
まとめ
本記事では、筆者が独学で行ってきた英語学習法を解説しました。
独学でも英語力は大きく向上させることができます!
しかしそのためには、正しい方法で継続することが必須です。
本記事で紹介した英語学習法で、高い英語力を身につけましょう!
オンライン英会話で撃沈して自信を失った話【それでも継続してみたら】
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