
900点レベルは、英語ペラペラの帰国子女じゃないと難しそう。

洋書や英字新聞もスラスラ読めそうですね。

字幕なしで洋画が楽しめて、うらやましいです。
「TOEIC900点=英語完璧」というイメージを持っている方が多いようです。
筆者自身、かつてはそう思っていました。

しかし決して、TOEIC900点=英語完璧ではないです。
本記事では、独学で925点取得した筆者の英語力を、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの観点で解説します。
TOEIC900点が、思ったよりも大したことないということが分かると思います。
この記事を見て、自分でもTOEIC900ぐらいなら目指せる!と学習意欲を高めてください。
↓私がTOEIC925点取得したときのスコアレポートです。

TOEIC900の実力は?925点の筆者が正直解説


TOEIC925点の筆者の英語力を以下4つの観点で解説します。
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- スピーキング
1つずつ解説します。
TOEIC900の実力①リスニング


TOEIC900点のリスニング力を、以下4つの観点で解説していきます。
- TOEIC
- 洋画
- 子供向けアニメ
- 洋楽
TOEIC

筆者がTOEIC925点を取得した時のリスニングのスコアは、480点でした。
TOEICのリスニング問題の場合8割~9割は確信を持って解答できます。
残りは、「確信はないけど、この答えかなー」程度の感覚で解答します。
リスニングで480点取得したとは言え、全ての音声を完璧に聞き取れるワケではないです。
所々分からない部分が出てきますが、全てを聞き取れなくても内容を理解し、正答を導けます。
洋画

かつての私は、TOEIC900点あれば字幕なしで洋画を見るのも楽勝だと思っていました。
実際は、全然無理です。
ジャンルにもよりますが、30%~40%内容を理解できればいい方です。
参考までに、各映画、ドラマを見た時の理解度は以下のようになりました。
タイトル | ジャンル | 理解度 |
フレンズ | コメディ | 30〜40% |
バックトゥザフーチャー | SF | 30〜40% |
アイアンマン | アクション | 20〜30% |
セブン | ミステリー・サスペンス | 20〜30% |
ハリーポッター | ファンタジー | 10〜20% |

ご覧のように、字幕なしでは洋画を半分も理解できません。
子供向けアニメ
子供向けのアニメを字幕なしで見た場合は、 70%~80%程度内容を理解できます。
タイトル | 理解度 |
おさるのジョージ | 70〜80% |
ラマ・ラマ | 70〜80% |
「おさるのジョージ」と「ラマ・ラマ」は幼児向けアニメとなっており、洋画や海外ドラマと比較すると、かなり楽に聞き取れます。
スラングや難しい単語もほとんど出てきません。
洋楽

ほとんどの洋楽は聞き取れません。
洋楽を歌詞の意味を理解して聞けたらカッコいいですが、無理でした。
歌詞カードを見ながら聞いても、初見ではついていけません。
洋楽を理解できるリスニング力となると、かなりの訓練が必要なのでしょう。
TOEIC900の実力②リーディング


TOEIC900点のリーディング力を、以下3つの観点で解説していきます。
- TOEIC
- 絵本
- 洋書
TOEIC

筆者がTOEIC925点を取得時のリーディングのスコアは、445点でした。
TOEICのリーディング問題を解いていて、分からない単語や文法はほとんどないです。
ただ速読が必要なため、2割程度は確信を持って解答できません。
時間内に最後まで問題を解くことができますが、結構ギリギリです。
リーディング問題の時間配分の目安は、以下のように設定していました。
問題数 | 時間配分 | |
Part5 短文穴埋め | 30問 | 10分 |
Part6 長文穴埋め | 16問 | 10分 |
Part7 シングルパッセージ | 29問 | 25分 |
Part7 ダブルパッセージ | 10問 | 10分 |
Part7 トリプルパッセージ | 15問 | 20分 |
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
絵本

子供向けの絵本であれば、スラスラ読めます。
分からない単語や文法はほとんどなく、内容も簡単に理解できます。
洋書

洋書をスラスラ読むのは、かなり難しいです。
ページ数の少ない短編小説であれば、何とか読破できますが、分からない単語が出てきたり、意味を理解するのに時間がかかる文もあります。
ハリーポッターのような分厚い洋書は、読破するのも難しいです。
分からない単語は沢山あり、世界観やストーリーを理解するのにも時間がかかります。
TOEIC900の実力③ライティング


TOEICはリスニング・リーディング力を測る試験のため、ライティング・スピーキング力は人によってばらつきがあります。参考程度に紹介します。
難しいテーマでも、自分の意見を英語で表現できるライティング力はあります。
だだし、論理的かつ簡潔な英文を素早く構成する能力は、まだないです。
筆者は、TOEICで925点を取得する直前に英検準1級に合格しました。
その時のライティングのスコアは14/16でした。

ご覧のように、構成と文法で1点ずつ減点されていますが、ある程度時間をかければ、自分の意見をしっかりと伝えるようなエッセイを書くことができます。
TOEIC900の実力④スピーキング


スピーキング力も参考程度に紹介します。
スピーキングは、難しいテーマ(ビジネスや社会問題など)についても外国人と英語で議論できるレベル です。
英検準1級の面接試験も1発で合格できました。

ただし、これは2年間オンライン英会話を継続した結果、身に着けた力です。
喋る練習を全くしていない場合、900点あっても全然喋れないという状態になります。
事実、TOEIC900点で全く喋れないという人もいれば、TOEIC600でも喋れる人はいます。

TOEICで高得点≠英語ペラペラです。
英語を喋れるようになりたい人は、TOEIC対策を集中的に行うのではなく、オンライン英会話等を利用して、喋る練習をしましょう。
TOEIC900点を取得するメリット


TOEIC900取っても喋れないなら、頑張って900点を目指す意味って無いんですかね。
「TOEICで高得点≠英語ペラペラ」ではありますが、TOEIC900点を取得するメリットは沢山あります。
筆者はTOEICで900点を取得して、下記のようなメリットを実感しました。
- 読み・聞き取りへの苦手意識が無くなる
- 周囲からすごい人認定される
- 自身がつく
- 継続力がつく
- 就活・転職に有利
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。↓
TOEIC900点は誰でも取れます


TOEIC900点は雲の上のレベルだと思っていましたが、そんなことなさそうですね。
本記事でTOEIC900点の本当の実力を知り、
「意外と大したことないな。」
と思った方も多いのではないでしょうか。
TOEIC900点は正しい勉強法を継続すれば、誰でも取れます。
筆者は、かつて全く英語ができませんでした。
- TOEIC490点
- 英会話ボロボロ
英語学習を始める前は「留学無しで英語を喋れるようにはなれない」と諦めていました。
しかし、4年間継続することで、英語力を大きく向上させることに成功しました。
英語に苦手意識のあった私ですら、TOEIC900点を取得できました。
「継続」ができれば、皆さんも必ず取れます。
まとめ
本記事では、TOEIC900点取得者の実際の英語力を紹介しました。
TOEIC=英語完璧
という世間のイメージは間違いです。
TOEIC900点は、ネイティブレベルの英語力を目指すためのスタート地点だと思っています。
TOEIC900点は、資格としてかなり有用で、自信にも繋がります。
しかし、高い英語力を目指す上では通過点なので、今後も継続した学習は必要になります。
TOEIC900点の割合は〇%!どのぐらいすごいのか解説します
TOEIC900点の人達に対する英語力のイメージは、どうでしょうか?