本記事ではそんな疑問を解決します。
英検はTOEICに並び、日本で最も有名な英語試験の1つです。
準1級は上から2つ目のレベルであり、大学中級程度の英語力が必要とされています。
日本英語協会では、英検準1級について以下のような説明文があります。
準1級は、最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できることが求められます。入試優遇や単位認定はもちろん、教員採用試験に優遇されたり、海外留学にも多方面で幅広く適用される資格です。試験内容は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。
出典:公益財団法人 日本英語検定協会
大学中級程度とされていますが、英検準1級は旧帝や早慶レベルの学生でも、普通に落ちます。
つまり、英検準1級はかなり難易度の高い試験なのです。
自分の英語力を示す上で、十分効果を発揮する英語資格になります。
本記事では、英検準1級の合格率を詳しく解説します。
英検準1級の合格率は?

2012年~2014年の英検準1級の合格率は以下のようになります。(英検合格率の公式発表は2015年で終了しています)
実施年 | 志願者数 | 合格者数 | 合格率 |
2014年 | 70269 | 10751 | 15.3% |
2013年 | 72346 | 11042 | 15.3% |
2012年 | 69431 | 10458 | 15.1% |
過去データによると、英検準1級は毎回約15%程度です。
それ以降も同程度の合格率であると予想すると、現在も英検準1級の合格率は15%程度です。
10人受験して1、2人しか合格できないため、狭き門だということが分かります。
英検準1級と2級の違い

英検2級→英検準1級は、難易度がグッとあがります。
英検2級の合格率は、25%前後と決して高くはないですが、受験者数が全然違います。
2014年の英検受験者データ
志願者数 | 合格率 | |
英検準1級 | 70269 | 15.3% |
英検2級 | 320801 | 25.1% |
英検準1級はその難易度から、チャレンジしようとする人がまず少ないです。
英語力にある程度自身のある人達のなかで15.3%なので、その難しさが分かりますね。
その他、英検準1級と2級を比較したデータを紹介します。
英検準1級と2級の比較
英検2級 | 英検準1級 | |
レベル | 高校卒業程度 | 大学中級程度 |
単語数 | 4000〜5000 | 7500〜9000 |
TOEIC換算点 | 517点 | 732点 |
英検準1級とTOEICの比較については、こちらの記事で詳しく解説しています。
英検準1級の1次、2次試験の合格率

1次試験合格率は、17~18%程度
2次試験合格率は、85~90%程度
詳細データは公表されていませんが、
各種サイト、日本英語検定協会による公式文書の情報を参考にすると、上記のような合格率だと推測できます。
この合格率から、
1次試験に合格できる英語力があれば、2次試験も突破できる場合が多い
と言えます。
1次試験突破には、かなりレベルの高い単語力が必要で、そこで苦戦する人が多いです。
2次試験は、難しい単語や表現を使う必要がなく、簡単な表現でも自分の意見をしっかりと伝えることができれば、合格できます。
1次試験を突破できるぐらいのインプット量がある人は、普段から英語をアウトプットする習慣があれば、問題なく合格できます。
英検準1級合格率まとめ
本記事では、英検準1級の合格率について、詳しく解説しました。
英検準1級は決して簡単な試験ではないため、合格するためには正しい方法で、多くの時間を費やして学習する必要があります。
英検準1級突破のための学習方法はこちらの記事を参考にしてください。
英検準1級に1発合格するための勉強法を解説
英検準1級の合格率ってどのぐらいなんですか?