TOEIC公式問題集の正しい使い方!この方法で925点取得しました




TOEIC公式問題集の正しい使い方、効果的な使い方が分からない。教えてください。


本記事ではそんな疑問を解決します。


筆者はTOEIC925点を取得しています。

TOEIC925点取得時のスコアレポート

TOEICの実践練習を行う上で、最も本番のクオリティに近いものが

「公式TOEIC Listening&Reading問題集」です。


TOEIC学習者の多くは、この公式問題集に取り組んだことがあるでしょう。


しかし、

正しい方法で、徹底的にやりこんでいるでしょうか?

1回解いて解答を見て終わりになっていないですか?


公式問題集は非常に良い教材で、正しい使い方で徹底的にやりこむことで、大幅に点数アップが期待できます。


筆者自身、TOEIC学習を始めて2カ月間、


  • 「金フレ」による単語学習

  • 公式問題集による実践練習

この2つだけで、点数100点アップに成功し、925点を取得することができました。

その中で、公式問題集の効果的な使い方を理解しました。


本記事では、筆者が実際に行っていた公式問題集を使った勉強法を紹介します。


なお、TOEICの点数アップにおいて単語学習は必須なので、公式問題集に取り組む前に単語学習は済ませておきましょう。

おすすめの単語帳はTEX加藤さんの「金フレ」です。



TOEIC公式問題集の使い方


公式問題集を使ってやることは大きく2つです。



  • 本番と同じ環境で解く

  • 答え合わせをして復習を行う


問題を解いて復習をする。

この2点を徹底的に行うだけで、確実に点数アップします。


それでは、詳しく解説していきます。



TOEIC公式問題集の使い方①
本番と同じ環境で解く

本番とできるだけ同じ環境で解くようにしましょう。


具体的には、


  • 周囲は無音にする

  • マークシート、鉛筆を使う

  • 本番を想定した時間配分で取り組む

  • リスニング45分、リーディング75分の2時間で行う


これらを意識して取り組みましょう。


TOEICは、2時間集中力を持続させるのが難しいという人もいます。

意外とマークシートを塗るのに時間が掛かります。


本番を想定した練習を行うことで、このような想定外のトラブルを避けることができます。


TOEIC全問解ききるための時間配分はこちらの記事を参考にしてください。



TOEIC公式問題集の使い方②
答え合わせをして復習を行う

試験問題を解き終えたら、答え合わせをして復習を行いましょう。


ここで重要なのは、点数ではなく復習を徹底的に行うことです。

リスニング・リーディングそれぞれの復習方法を解説していきます。



リスニングの復習方法


■リスニングの復習方法

STEP1 テキストを見ずにシャドーイング
SETP2 スクリプト確認して精読
STEP3 テキストを見ながらシャドーイング
STEP4 テキストを見ずにシャドーイング

これを全ての問題に対して行いましょう。

とはいえ、完璧に聞き取れ、シャドーイングもミス無く行えるのであれば、STEP2以降はスキップして大丈夫です。


それでは、1つずつ解説します。



STEP1. テキストを見ずにシャドーイング

まずは、テキストを見ずにシャドーイングをしましょう。

※シャドーイングとは
音声を聞ききながらそれを真似して、音声のすぐ後ろを追いかけるように復唱する練習方法

何回やっても上手く聞き取れない、シャドーイングができないようであれば、


  • 知らない単語がある

  • 発音を間違って覚えている

  • リエゾンによる音声変化に対応できていない


このような原因が考えられます。


STEP1で自分が上手く聞き取れない、シャドーイングできないところを意識してSTEP2以降に進みましょう。



STEP2. スクリプトを確認して精読

スクリプトを確認して1文1文精読していきます。


自分が聞き取れなかった、シャドーイングできなかった部分に対して、なぜできなかったのかを確認できます。

原因対策
単語を知らない覚える
発音の覚え間違いSTEP3で正しい発音を意識して練習
リエゾンによる音声変化STEP3で正しい発音を意識して練習

知らない単語は、メモをして自分が覚えるべき単語リストに加えましょう。

筆者はwordに単語、イラスト、意味を書き、覚えるべき単語をまとめています。(イラストがあった方が単語のイメージが記憶に残りやすいのでおすすめです)↓


TOEIC公式問題集単語覚え方

また、精読していく中で、文法が原因で意味が理解できない英文があれば、

文法書やgoogle検索を使って正しい文法知識を付け、英文解釈を行いましょう。



STEP3. テキストを見ながらシャドーイング

次に、テキストを見ながらシャドーイングをします。


STEP1で自分がシャドーイングできなかった部分を意識して、正しい発音で練習しましょう。

3~5回行えばOKです。



STEP4. テキストを見ずにシャドーイング

最後に、テキストを見ずにシャドーイングです。


ここで完璧にシャドーイングができるようになるまで繰り返せば終了です。

次の問題に進みましょう。



リーディングの復習方法


リーディングの復習方法

STEP1 英文を精読する

これを全ての問題に対して行いましょう。

それでは、解説します。



STEP1. 英文を精読する

英文を1文1文精読していきます。


自分が納得して完璧に理解できるまで、じっくり精読しましょう。


そのなかで、意味を理解できない文があれば「文法」「単語」どちらかに問題があります。

このときの対策は、リスニング復習方法STEP2と同様です。

原因対策
文法文法書やgoogle検索を使って正しい文法知識を付け英文解釈を行う
単語覚える(リスニング復習方法STEP2と同様の方法で単語リストを作ることをおすすめします)


TOEIC公式問題集1回分に費やす時間


筆者が1回分の問題に費やしていた時間です。

解く2時間
復習5〜7時間

筆者の場合、TOEIC公式問題集1回分を解いて復習をするのに費やす時間は、最大で約9時間でした。


問題集の難易度によって復習に費やす時間は左右しますが、全て完璧に理解するつもりで復習すると、かなりの時間がかかります。


復習は何日かに分けても全く問題ないので、試験問題を解いた次の日とその次の日で復習を行うといったように取り組んでもOKです。


自分がTOEIC学習に取れる時間と、試験までの月日から、最適な学習プランを組んで取り組みましょう



TOEIC公式問題集は何冊やればいい?


現在公式で出版されている問題集は、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 1~7」「TOEICテスト 公式問題集」の計7冊です。


1冊に2回分の試験が含まれているため、8冊行えば計16回取り組めます。


理想を言えば16回分全て行いたいですが、時間が限られていると全てに取り組むのは難しいです。

その場合は、無理に全てに取り組む必要はないです。


その場合は、無理に全てに取り組む必要はないです

自分が取り組める最大限の数を行いましょう。


筆者は「公式問題集1~5」の計10回分取り組みました。

フルタイムで働きながらでも、約1カ月半で10回分の試験問題に取り組むことができました。



取り組むTOEIC公式問題集の順番


現在の出題内容に最も近い、最新の問題集から取り組みましょう。


現在の最新版は「公式TOEIC Listening&Reading問題集7」です。


その後も、できるだけ新しいものから優先的に取り組んでいきましょう。

取り組む順番↓
1.公式問題集 7
2.公式問題集 6
3.公式問題集 5
4.公式問題集 4
5.公式問題集 3
6.公式問題集 2
7.公式問題集 1
8.TOEICテスト 公式問題集



TOEIC公式問題集の使い方まとめ


本記事では、TOEIC公式問題集の効果的な使い方について解説しました。


大切なのは復習を徹底的に行うことです。


本記事で紹介した使い方で公式問題集に取り組むことで、確実に点数がアップします。

ぜひ実践してみてください。



TOEICの平均点は?【学生、社会人など、受験者別に紹介】