本記事では、そんな疑問を解決します。
グローバル化が進む現代、英語学習熱が増々高まっており、TOEIC受験者数も増加しています。
TOEICは日本で最も有名な英語試験であり、受験したことのある方も多いでしょう。
そのため、多くの日本人は英語力を測る際に、TOEICスコアを参考にします。
筆者のTOEICスコア遍歴は、550点→490点→620点→700点→770点→820点→910点→925点です。各スコア取得時の周囲からの評価を理解しています。
本記事では、TOEICスコア毎の周囲からの評価について解説します。
TOEICスコア毎の周囲からの評価


筆者がこれまで取得してきたスコアを基に、TOEICスコア毎の周囲から受けた評価、感じたことを解説していきます。
ちなみに筆者のTOEICスコア遍歴は、下記の通りです。
- 550点→490点→620点→700点→770点→820点→910点→925点
TOEIC評価①:400点台後半

筆者が学生時代に取得したスコアですが、周囲の学生と比較しても低い方でした。
どちらかというと英語が苦手な方の部類に入っており、資格としての価値もありませんでした。
筆者の大学院は推薦入学の条件の1つとして、TOEIC500点以上を課していました。
工学系の専攻であったにもかかわらず、英語のせいで足切りを食らってしまうことに焦りと不安を感じたのを覚えています。
TOEIC評価②:500点台

周囲の大学生と比較して、平均的なスコアでした。
TOEIC500点以上あれば、英文を読んだり聞いたりするための最低限の英語力はあると思われます。
しかし決して高いスコアではないので、資格としてはプラスでもマイナスでもない程度の価値でしょう。
TOEIC公開テストの平均点程度なので、英語学習者の平均レベルということで、少し安心していました。
TOEIC評価③:600点台

英語科専攻の学生でなければ、平均よりも少し高いスコアになります。
英語が比較的できる人という評価を周囲から持たれました 。
600点以上を昇進条件として設定している企業も多く、資格としての有効性も出てくる点数です。
しかし、600点以上の点数を取得している人は沢山いるため、印象に残るような点数ではないでしょう。
TOEIC評価④:700点台前半

700点を取得した時、周囲の反応は大きかったです。
700点取得時、周囲に600点台の人は沢山いましたが、700点以上となるとかなり人数が減りました 。
公開テストの平均点よりも100点以上高いため、英語ができる人という印象を持たれるようになります。
ただ人数が少ないとはいえ、 そこまで珍しい訳ではないので、資格として大きくアピールするのは難しいでしょう。
TOEIC評価⑤:700点台後半

700点台後半になると、資格としての有効性もかなり高まります。
就活時、多くの企業の面接で、

TOEIC高いね、どうやって勉強したの?
と聞かれました。
企業にとっても魅力的な点数なのでしょう。
周囲の友人からも、 かなり英語ができる人だという印象を持たれるようになります。
TOEIC評価⑥:800点台

800点台となると、人数がかなり少なくなります。
820点を取得したとき、職場の同期、上司の中でもずば抜けて良い点数であったため、かなり驚かれました。
周囲から英語ができる人というだけでなく、優秀な人、努力ができる人、という印象を持たれます 。
資格としての威力もかなり大きくなり、外資系企業への就職や英語を使う仕事でも、使える資格となります。
TOEIC評価⑦:900点台

英語学習者の上位3%です。
英語ができる人だということが、社内全体でも有名になるレベルでした。
それにより、英語を使った業務を任されるようになり、 自分の大きな武器として使えるようになります。
資格としての威力も圧倒的で、多くの企業にとってとても魅力的な人材に映るでしょう。
筆者はこれまで、自分以外に900点以上を取得した人に直接出会ったことがありません。
かなり希少価値のあるスコアになります。
企業で評価されるTOEICスコア

上場企業を対象に調査した結果( 「上場企業における英語活用実態調査」 )によると、7割近くの企業がTOEICのスコアを採用時に参考にしています。

これは2013年に実施された調査のため、よりグローバル化が進んだ今では、もっと多くの企業がTOEICのスコアを参考にしていると思われます。
そして、企業が新入社員に期待するTOEICスコアの平均点は、
新卒社員→565点
中途社員→710点
となっています。
また、いくつかの企業は新卒採用時、TOEICスコアを判断基準として使っています。
900点 | サムスン Panasonic(国際広報担当) |
850点 | NTTコミュニケーションズ |
800点 | 野村不動産 ヒュンダイ |
730点 | ソフトバンク |
700点 | NTT東日本 ファーストリテイリング ブリジストン |
650点 | アサヒビール シチズンホールディングス |
600点 | NEC 三井物産 |
以上は一部ですが、多くの企業がTOEICスコアを採用時に活用しています。
英語力を知るには、TOEICの点数を見るのが一番手っ取り早いからです。
TOEICが高い=英語が喋れるというワケではないですが、
TOEIC至上主義の日本では、TOEICの点数で英語力を測る場合が多いです。

逆に言うと、TOEICの点数さえ取っておけば、英語ができる人だという印象を相手に与えることができます。
まとめ
本記事では筆者の経験を基に、
TOEIC各スコア毎の、周囲からの評価や筆者が感じたことを解説しました。
TOEICは継続して勉強すれば必ず成果がでます。
そして、TOEICは自分の英語力を示すうえで最も有効な資格です。
役に立つ資格を新しく取得したい方は、TOEICで高得点取得にチャレンジしてみてください!
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