TOEIC全問解くための時間配分【各パートにかける時間解説】




TOEICの問題が全て解ききれない。時間配分ってどうすればいいの?


本記事では、そんな疑問を解決します。


本記事を書いている私は、TOEIC925点を保持しています。

TOEICで高得点を取得するための、適切な時間配分を熟知しています。

TOEIC925点取得時のスコアシート

TOEIC Listening & Reading Testの出題数は200問で、所要時間2時間になります。

  問題数 時間
リスニング 100問 45分
リーディング 100問 75分

リスニングセクションは音声に沿って進むため時間を意識する必要ないですが、リーディングセクションは時間配分がとても大切になります。


多くの人は時間内に全問解くことができず、最後の何問かはマークシートを塗り絵する状態になっています。


TOEICは速読勝負であるため、時間内に解くためには速読力を鍛えることが必要ですが、まずは全問解ききるための時間配分を知ることが大切です。


適切な時間配分を知り、その時間配分を意識して練習に取り組むことで、次第に解くスピードが上がっていきます。

本記事では、筆者がTOEIC925点取得したときの時間配分を紹介するため、参考にしてください。



TOEICの時間配分


筆者がTOEIC925点取得したときの時間配分は以下のようになります。


  問題数 時間配分
Part5 短文穴埋め 30問 10分
Part6 長文穴埋め 16問 10分
Part7 シングルパッセージ 29問 25分
Part7 ダブルパッセージ 10問 10分
Part7 トリプルパッセージ 15問 20分

長文問題に多くの時間を使いたいため、パート5、6をもっと早く解けるのであれば、余る時間を長文読解に使いましょう。


それでは、各パート毎に詳しく解説していきます。



TOEICパート5の時間配分


パート5の短文穴埋め問題は、10分で解きます。

全部で30問あるため、1問当たり20秒で解きます。


とはいえ均等に20秒ではなく、問題のタイプによって解く時間は異なります。

  掛ける時間
品詞問題 5〜10秒
その他 20〜30秒

このように、問題によってかける時間は異なります。


品詞問題の場合、空欄の前後だけを見て正解を導けるため、1瞬で解答できます。


品詞例題(アルクより引用)

Q:Afrter choosing Michael as team leader, the manager gave him a _______ overview of the project.

(A)Comprehend
(B)Comprehending
(C)Comprehension
(D)Comprehensive

選択肢を見ると、似た様な英単語が並んでいます。

このような問題は文章を全て読む必要がなく、空欄の前後だけで解答することができます。

冠詞aと名詞overview(概要)に挟まれていることから、空所には形容詞が入ると判断できます。そのため、Dのcomprehensive(総合的な)が正解であると導けます。


品詞問題以外は文章全体を読む必要があるため、少し時間を掛けましょう。


品詞以外の問題の例題(アルクより引用)

Q:______ having extensive experience in personnel management, Ms. Ridley also worked in sales for nearly ten years.

(A)Besides
(B)Despite
(C)Due to
(D)Unless

選択肢を見て、似た英単語が並んでいない場合は、全文読む必要がある場合が多いです。

上記問題の場合、文脈を理解する必要があります。


空所に続いて having extensive experience . . . とあるので、節を導く接続詞の Unless 以外は空所に当てはまる可能性があります。experience in personnel management(人事管理の経験)の部分と、also worked in sales(営業の仕事もした)の部分が並立関係にあることを考えれば、(A)の Besides(…に加えて)が空所に入ると判断できます。


このように、問題の種類によってかける時間が異なります。

まずは選択肢を見て、品詞問題であれば空所の前後だけを見て解答、それ以外は全文読んで解答という方法をおすすめします。



TOEICパート6の時間配分


パート6の長文穴埋め問題は、10分で解きます。

全部で16問あるため、1問当たり、約40秒になります。


パート6は長文穴埋め問題であり、単語挿入問題と文挿入問題の2種類があります。

大問4つに各4問穴埋め問題が出題され、必ず各1問文挿入問題が出題されます。


文挿入問題は文全体の流れを理解する必要があるため、パート6は上から全文読みながら解答していくことをおすすめします。



TOEICパート7の時間配分


パート5とパート6を各10分で終わらせると、パート7には55分掛けることができます。

とはいえパート7の長文読解に多くの時間を費やしたいため、パート5、6をもっと短い時間で解けるのであればその方がいいですが。


パート7は大きく3つの問題形式で構成され、各問題に費やす時間は以下のようになります。

  問題数 時間配分
Part7 シングルパッセージ 29問 25分
Part7 ダブルパッセージ 10問 10分
Part7 トリプルパッセージ 15問 20分


シングルパッセージ


シングルパッセージは25分で解きます。

シングルパッセージは全部で29問あるため、1問当たり50秒程度で解きます。


問題は解き進めるにつれて、文章が長くなり、問題も難しくなります。

序盤は簡単なので1問30秒ぐらいで解き、後半に貯金を残しておくようにできるといいでしょう。



ダブルパッセージ


ダブルパッセージは10分で解きます。

全部で10問あるため、1問当たり1分で解きます。


ダブルパッセージでは2つの文章を参照する問題が出題されます。

設問と本文の順番は一致することが多いため、上から文章を読んでいけば解答が導けます。



トリプルパッセージ


トリプルパッセージは20分で解きます。

全部で15問あるため、1問80秒の時間を掛けることができます。


シングルパッセージ、ダブルパッセージより1問当たりの時間は長いですが、3つの文章を参照する問題が出題されるため、難易度は高いです。

ただ、トリプルパッセージも設問と本文の順番は一致することが多いため、上から文章を読んでいけば解答が導けます。



時間内に解くためのちょいテク


TOEICを時間内に解くためのちょっとしたテクニックを紹介します。

基本的なことなので、すでに分かっている方は読み飛ばしてください。



  • 鉛筆を使う

  • ディレクションは無視

  • 自分を信じて進む



鉛筆を使う


TOEICで意外と時間がかかっているのが、マークシートを塗る時間です。


シャーペンを使用する人は多いですが、鉛筆を使うようにしましょう。


これにより、1つのマークシートを塗る時間が半分程度になります。


TOEICリーディング問題は全部で100問あるため、100問分を0.5秒短縮できれば、50秒生み出すことができます。

50秒あれば、1問解く時間が生まれます。

鉛筆の用意は忘れないようにしましょう。



ディレクションは無視


TOEICの問題形式は毎回同じであるため、ディレクション(説明文)を読む必要はまったくないです。

ディレクションを読む時間があれば、問題文を読み進めましょう。



自分を信じて進む


問題を解いていると、

本当にこれであっているのか?と不安になって解答を何度も確認してしまいがちですが、

自分の英語力を信じてどんどん進みましょう。


限られた時間の中で最後まで問題を解くためには、振り返らずにどんどん進む必要があります。


筆者自身、925点取得した時のリーディング問題は、2割程度確信を持って解答できていませんでした。

それでも自分を信じて解き進め、時間内に全て解き終え、リーディングは445点取得することができました。



TOEIC時間配分まとめ

本記事では、TOEICを時間内に全て解くための時間配分を紹介しました。


  問題数 時間配分
Part5 短文穴埋め 30問 10分
Part6 長文穴埋め 16問 10分
Part7 シングルパッセージ 29問 25分
Part7 ダブルパッセージ 10問 10分
Part7 トリプルパッセージ 15問 20分

本記事で紹介した時間配分を参考にTOEIC学習を進め、高得点を目指しましょう。


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